どんなことをするの?保育士実習で学んでおきたいこと

公開日:2021/12/01  


保育士の育成を行う大学や短大、専門学校ではどのようなことを学ぶのでしょうか。ここでは保育実習が始まる前に知っておきたいこと、カリキュラムに含まれている保育実習では実際にどのようなことをするのか、実習中に注意すべきポイント、実習中にしないほうがよいことをご紹介していきます。

保育実習の内容

保育実習の内容は、大きく3つに分けられます。

最初に行うのは「見学実習」です。見学実習では保育園の1日の流れや保育士と子どもたちの関わり方などを見学して、将来保育士として働く具体的なイメージづくりをします。

次に行うのが「部分実習」です。部分実習では保育士の補助として実際に子どもたちと関わります。保育士が現場でどのように判断・行動しているのか学び、自分でも実践します。園によっては一部の時間を任され、実習生が中心に手遊びなどを園児に教えることもあるようです。

最後に「全体実習」です。全体実習では補助ではなく主担当として保育を行います。保育園での一日の流れを踏まえて、指導計画作成から実際の保育まで一貫して行うのです。そのため全体実習には念入りな事前準備が欠かせません。

実習中に注目すべきポイントとは

保育実習では、学校で勉強した保育の理論だけでは見えてこない「子どもたちの気持ち」を経験し、現場で求められることや保育士としての心構えを学ぶことができます。実習中は先輩保育士の視点や動きに注目しましょう。

保育士の仕事は複数のことを同時にこなすマルチタスクが基本です。子どもたちに読み聞かせをしていても、先輩保育士の視線をよく観察してみると時折離れたところで遊んでいる子どもの動きを追っていることに気づけます。先輩保育士がどのように動いて複数の子どもを同時に保育しているのか、しっかりと観察しておきましょう。

実習中には先輩の保育士から指導を受ける機会も多いですが、叱られても「自分は保育士に向いていないのではないか」と落ち込まず「実習で学びを得ることができた」と前向きに捉えまることが大切です。指導してくれた先輩保育士にも「教えてくれてありがとうございます」という気持ちで接すれば「教えがいがある」とよりたくさんのことを教えてもらうことができます。

また、実習中は一日の保育を振り返る日誌を書きます。日誌にはその日あったことを時系列で記録するだけではなく、子どもの様子や自分の動き、考えたことや反省点をしっかり書きましょう。疑問に思ったことを記載しておけば、あとからアドバイスやフィードバックをもらえることもあります。

保育後や休憩時間に先輩保育士と実習生がコミュニケーションをとる時間を設けている園も多いです。現役の保育士に直接話を聞ける絶好の機会なので、積極的に質問をしてみるといいでしょう。何も質問しないと逆に「やる気がない」と思われてしまうこともあります。緊張してなかなか話しかけられないという人は、事前に質問したいことを準備しておくのもおすすめです。

実習中にしないほうがよいことはある?

実習中にしないほうがいいことをいくつか紹介します。

まず、当然ですが遅刻は絶対にしないようにしましょう。日誌などの提出物も必ず期限を守ってください。実習中にきちんと勤務する習慣をつけておくと、実際に働き始めたときに役立ちます。出勤した際は元気な挨拶を心がけてください。

実習中、子どもと仲よくなっても呼び捨てにするのはやめましょう。保護者の方や先輩保育士が見たときに印象のいいものではありません。「~じゃん?」といった、日常生活で使いがちなくだけた言葉遣いもやめましょう。保育園児はすぐにマネをします。子どもたちにできるだけ正しい日本語をお手本として見せられるよう、言葉遣いには気をつけてください。

座る姿勢にも注意が必要です。子どもたちと遊んでいるときや、ゆったりとした雰囲気のときでも床にお尻をつけて座るのは避けましょう。ケガにつながりそうな動きをしている園児がいた時やケンカが始まりそうな時、すぐに駆け付けられるよう、いつでもすぐに動き出せる体制でいることを意識してください。

見学実習などではメモをしたいタイミングも多いですが、メモに没頭しすぎると肝心の観察がおろそかになってしまいます。そのためメモはほどほどにしておきましょう。

保育後に掃除や制作などの雑用を頼まれることも多いですが、すべてが学びになると思って取り組んでください。やることがなくなったらぼーっとするのではなく、何か手伝えることがないか先輩保育士に聞きにいくなど積極的に動くことを心掛けることがポイントです。

 

保育士実習で学べることは、自分の動き次第で多くも少なくもなります。せっかくの実習の機会を充分に活かすために、先輩保育士や園児の動きをしっかり観察して、分からないことは躊躇せずどんどん質問しましょう。はじめての実習は緊張したり不安になったりする人もいるかもしれませんが、こちらで紹介した内容も参考にして、ぜひ充実した実習期間を過ごしてください。

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