夜勤専従の介護士の需要は高め!業界から求められている理由とは?

公開日:2022/01/15  最終更新日:2022/01/25


少子高齢化の影響で、介護職の需要はますます高まっています。その一方で、体力的精神的に負担のある業務内容に見合わない賃金の安さが理由で、介護職を離れる人も多くいます。その打開策として、業界では夜勤専従の介護士が求められるようになりました。なぜ夜勤専従の介護士の需要が高いのでしょうか。その理由を解説します。

夜勤専従の介護士の需要が高い理由

特別養護老人ホームや有料老人ホームなどでは、24時間体制で見守りや介助が必要な利用者さんが入所しています。そのため、交代制で日勤だけでなく夜勤も務めるのが一般的です。

夜勤と聞くと生活サイクルが乱れやすく、ハードな印象を持っている方も多いでしょう。しかし中には夜勤専従という働き方で従事している介護士さんがいます。業界でもその需要は高まりつつあります。なぜ今、夜勤専従の介護士が求められているのでしょうか。

慢性的な人手不足の解消

介護職は、女性が多く活躍している職業だといえます。結婚して出産をした女性の介護士は、家事や育児に時間を取られることも多くなり、夜勤に入ることが難しくなります。そこで夜勤専従の介護士が従事することで、日勤の業務を集中的にこなせる介護士を確保でき、より質の高いサービスを提供できるのです。

安定的な質の高いケアを行うため

日勤と夜勤の両方があるシフトでは、同じ介護士が同じ利用者さんを担当することが難しくなり、受けられるケアにも差が出てしまいます。利用者さんと介護士の相性もあるでしょう。

そこで夜勤専従の介護士がいることで日勤のシフトが一定になり、同じ介護士が同じ利用者さんを担当することも可能になるので、より質の高いケアができるようになります。利用者さんにとっても、介護士との間に信頼関係が築きやすくなり、安心して介護を受けられるでしょう。

介護の夜勤専従は日勤に比べて働きやすい?

夜勤専従の介護士は、日勤に比べると楽だと一般的にいわれています。その理由には、以下のようなものがあげられます。

体力的に楽

日中に行われる入浴介助やレクリエーションなどの活動が、夜勤ではありません。介護施設にもよりますが、自立度の高い利用者さんが多い場合には、夜間のコールが少なく朝まで待機となる場合もあります。そういった意味では、夜勤専従は日勤よりも体力的に楽だといえるでしょう。

人間関係が楽

日勤は業務量が多く、そのため大勢の同僚の介護士とコミュニケーションや連携を取らなくてはいけません。仲がよい同僚に恵まれたのならよいですが、人間関係のトラブルに巻き込まれることもあるかもしれません。一方、夜勤は人員が少なく、施設によっては一人で勤務するところもあります。そのため人間関係に気を遣わなくて済むので、精神的にも楽だといえるでしょう。

マイペースに仕事ができる

夜勤は従事する介護スタッフの人数が少ないので、密な連携を取る必要がなく、人間関係が非常に楽です。そして夜間はほとんどの利用者さんが寝静まっているため、呼び出しが少ないことも特徴の一つです。日勤ほど業務に追われることがないため、1つ1つの業務に集中して取り組むことができます。マイペースに仕事がしたい方には向いている働き方となるかもしれません。

仕事が覚えやすい

一般的な交代制の職場では、遅番早番どちらの業務内容も覚えなくてはいけません。そこに夜勤もあると、覚える業務内容はさらに増えてしまいます。夜勤の仕事は覚えることが少なく、慣れるのに時間がかかりません。さらに、夜勤専従の仕事内容は事業所が異なっても大きく変わることがなく、転職してもすぐに仕事を覚えることができるでしょう。

夜勤専従の介護士を目指すうえで注意すべき点

自分のペースで仕事をしたい方には、夜勤専従介護士という働き方が向いているのかもしれません。では、夜勤専従の介護士になりたいと思った場合、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。

日勤の業務を習得しておく

先ほど夜勤ではレクリエーションなどの日中活動がなく、覚える仕事も少ないため楽であると述べました。だからといって、日勤の業務を把握していないのは大変危険です。夜勤とはいえ、突然のトラブルが発生することもあり得るからです。従事している介護スタッフが少なくなる夜間、一人でトラブルに対処する場合もあるでしょう。そんな時でも慌てずに的確に働けるように、日勤の業務を習得しておくことはとても大切なことです。

夜勤人数が適切か確認する

利用者さんの人数に対して従事する夜勤介護スタッフの人数が充分足りているかどうかは、働くうえでとても大事なチェックポイントなので、確認しておきましょう。たとえばレベルの高い介護技術が必要な患者さんがいたり、人数が極端に少なかったりすると、夜勤専従介護士にかかる負担が大きくなってしまいます。ご自分の経験や介護技術と、働きたい介護施設の人数とを照らし合わせて、無理なく働ける職場を探しましょう。

休憩時間や待遇なども確認しておく

実際に働き始めた時、どの程度休憩時間が確保されているのかということもしっかりと確認しましょう。適度な休憩をすることで、介護士一人ひとりのサービスの質が向上できます。他にも夜勤手当はあるのか、休みは取りやすいのかということも働く人の当然の権利のため、働く前にあらかじめ確認して、納得してから働き始めた方がよいでしょう。

まとめ

利用者さんが寝静まっている間に働く夜勤専従の介護士は、より質の高い介護サービスの実現のために需要が高まっている働き方です。日勤に比べて仕事内容が難しくなく、人間関係も煩雑にならないところが魅力でしょう。

一方、夜間の急なトラブルに少人数で対応しなくてはいけないため、経験が浅いうちは大変なこともあるかもしれません。ご自分のスキルと照らし合わせて夜勤専従という働き方を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

おすすめ関連記事